『ゴッドファーザー』に出てくるトマトソースといっても、危険なものが入っているわけではありません🙂。今回は、通称”クレメンザソース”ことミートボール入りトマトソースを作ってみたいと思います。
名前の由来はこちら↓
1972年公開のゴッドファーザーでは、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の腹心、クレメンザ(リチャード・カステラーノ)が、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)にミートボール入りトマトソースの作り方を教える場面があります。大事な闘争を控えて、ソウルフードでファミリーの団結をはかろうといったところでしょうか。彼らの故郷シチリアでは、ミートボールは文化を代表する料理で、結婚式やお祝いごとには欠かせないのだそう。
材料(2皿分)
トマトソース
- ダイストマト缶 1
- トマトペースト 適量
- にんにく 1-2片
- オリーブオイル 大さじ1-2
- 砂糖 1/8カップ
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
- 赤ワイン 少々
ミートボール(9個分)
- 牛挽肉 約500グラム
- たまご 1個
- リコッタチーズ 適量
- パン粉 スライス1枚分
- パセリ 1/4カップ
- オレガノ 1/8カップ
- 塩 小さじ1
- ブラックペッパー 少々
インストラクション
リコッタチーズは日本ではあまり売っていませんが、ヨーグルトと牛乳で簡単に作るることができます。リコッタチーズの作り方はこちらをご覧ください。ミートボールのパセリはたっぷりと入れるのがコツです。清涼感のある苦味としゃりしゃりとした歯応えが、お肉の味を引き締めます。ほんのり甘いトマトソースとも好相性。
クッキングタイム:約40分
- ① 牛挽肉、たまご、リコッタチーズ、パセリ、塩、オレガノ、ブラックペッパー、パン粉をボールに入れて、粘り気が出るまで混ぜます。
- ② ミートボールは大さじスプーンふんわりとひとすくいするくらいがほどよい大きさです。手で丸めて、クッキングシートに並べてオーブンで焼きます(18分)。
- ③ ミートボールと並行してトマトソースを作ります。お鍋にオリーブオイルを熱し、刻んだにんにくを入れてこんがりするまで焼きます。
- ④ その後お鍋にダイストマト、トマトペースト、砂糖、塩、ブラックペッパーを入れて煮込みます。
- ⑤ 焼き上がったミートボールをトマトソースの鍋に入れて、程よく煮詰めたら完成です。
パスタにたっぷりかけて召し上がれ!



ゴットファーザーでは、ミートボールのほかにイタリアンソーセージも一緒に煮込んでいます。お好みに合わせて加えてみてください。
オーブン料理にはシリコン製ベーキングマットがあると便利です。1960年代にフランスのパン職人が考案したとされるグラスファイバーとシリコンを用いたマットはSilpatという名で売り出され、大成功をおさめました。焦げ付きにくく、お掃除が簡単。油を塗る必要がなく、熱の分散に優れていています。今ではあらゆるサイズで販売されています。